はじめに
G検定の学習を進める中で、物体検出モデルの歴史や種類の違いに苦戦していませんか。
R-CNN、Fast R-CNN、Faster R-CNN、YOLO、SSDなど、似たようなアルファベットが並び、それぞれの特徴を正確に記憶するのは大変です。
そこで、試験で問われる重要な定義やポイントを、リズムに乗せて覚えるための楽曲を作成しました。
通勤・通学中や隙間時間に聴くだけで、紛らわしい用語の違いが自然と頭に入ってきます。
AIを活用した楽曲制作
今回の楽曲制作は、AI技術の学習のために、AIそのものを活用して行いました。
歌詞の作成にはGoogleの生成AI「Gemini」を使用し、G検定の過去問や傾向から覚えるべき重要ワードを抽出しています。
そして、作曲には音楽生成AIの「Suno AI」を使用し、記憶に定着しやすいアップテンポな曲調に仕上げました。
「AIを学ぶためにAIを使う」という、まさにG検定の精神を体現したプロジェクトです。
タイトル・歌詞の紹介
タイトル
物体検出モデル覚えうた
歌詞
物体検出は位置とクラスを同時に推定 分類は画像全体に1ラベル
2段階検出は候補領域検出 クラス分類 精度が高いが速度は遅い
1段階検出は回帰問題として一度に解く 速度が速くリアルタイム向き
R-CNNはSelective Search 約2000個の候補を切り出し個別に処理
計算量膨大 学習が多段階 Fast R-CNNはRoI Pooling
可変サイズの領域を固定に変換 全結合層へ接続可能 候補の提案がボトルネック
Faster R-CNNはRPNで領域提案もニューラルネットワーク End-to-End学習高速化
Anchor Boxはアスペクト比の異なる矩形 YOLOは画像をグリッドに分割
Bounding Boxとクラス確率を同時に予測 YOLOは小さい物体密集が苦手
SSDはマルチスケール特徴マップ 解像度の異なるマップを利用
大きな物体も小さな物体も検出可能 Default Boxはアスペクト比の異なる枠
2段階はR-CNN系 1段階はYOLOとSSD
RoI PoolingはFastで導入 RPNはFasterで導入
グリッドはYOLO速度最速級 マルチスケールはSSD
楽曲の視聴
作成した楽曲は以下から視聴可能です。
高速ビートに合わせて、重要語句を叩き込んでください。
youtube
Suno AI
物体検出モデル覚えうた(Suno AI)
歌詞の解説
歌詞に登場する専門用語について、試験で問われるポイントに絞って解説します。
1. 物体検出 vs 画像分類
- 画像分類(Classification)
画像全体を見て「これは猫である」といったラベルを1つだけ予測します。 - 物体検出(Detection)
画像の中にある「どこに(位置)」「何が(クラス)」あるかを同時に予測します。
位置はバウンディングボックスの座標\((x, y)\)と大きさ(幅 \(w\), 高さ \(h\))で表されます。
2. 2段階検出 vs 1段階検出
- 2段階(Two-stage)
「このあたりに物体がありそう(候補領域提案)」という工程を経てから、「それが何か(分類)」を判定します。
丁寧な手順を踏むため精度は高いですが、処理に時間がかかります。 - 1段階(One-stage)
画像を入力すると、そのまま計算を一気に進めて(回帰問題)、物体の位置とクラスを算出します。
手順が少ないため高速でリアルタイム処理に向いています。
3. R-CNNシリーズの進化
ここが試験の最重要ポイントです。
「何がボトルネックで、どう解決したか」を覚えましょう。
- R-CNN
既存の手法(Selective Search)で候補を約2000個切り出し、その一つひとつに対して個別にCNNをかけるため、非常に時間がかかりました。 - Fast R-CNN
画像全体を1回だけCNNに通して「特徴マップ」を作ります。
ここで登場するRoI (Region of Interest) Poolingは、切り出した大きさの異なる領域を、固定サイズに変換して後の層につなげる役割を持ちます。
歌詞の補足: 「候補の提案がボトルネック」というのは、CNN部分は速くなったものの、候補領域を探す部分(Selective Search)がまだ外部の遅い手法だったためです。 - Faster R-CNN
ボトルネックだった候補領域提案をRPN (Region Proposal Network) というニューラルネットワークに置き換えました。
これにより、入口から出口まで全てAIで処理するEnd-to-End学習が可能になりました。
また、Anchor Boxという「縦長」「横長」など形状の異なる枠を事前に用意して学習を効率化しています。
4. YOLO (You Only Look Once)
YOLOは画像を碁盤の目のようなグリッド(格子)に分割します。
各グリッドが「自分の場所に物体の中心があるか」を判断し、ボックスと種類を予測します。
歌詞の補足: 「密集が苦手」な理由は、初期のYOLOでは「1つのグリッドにつき1つの物体しか検出できない」という制約があったためです。
グリッドより小さい物体が密集していると、つぶれてしまう欠点がありました。
5. SSD (Single Shot MultiBox Detector)
YOLOの「小さい物体が苦手」という弱点を克服したモデルです。
マルチスケール特徴マップという仕組みを使います。
これは、AIの処理途中にある「大きい画像(細かい特徴)」と、処理が進んだ「小さい画像(全体的な特徴)」の両方を使って検出する技術です。
- 大きい特徴マップ(解像度が高い) → 小さな物体を見つけるのに使う
- 小さい特徴マップ(解像度が低い) → 大きな物体を見つけるのに使う
これにより、大小さまざまな物体の検出が可能になりました。
なお、SSDのDefault Boxは、Faster R-CNNのAnchor Boxとほぼ同じ「予め用意された枠」のことです。
楽曲に込めたメッセージ
試験勉強において、似たようなカタカナ用語やアルファベットの略称を覚えるのは非常にストレスがかかる作業です。
しかし、リズムやメロディとセットにすることで、脳への定着率は格段に上がります。
「RPNはFaster」「グリッドはYOLO」といったキーワードの結びつきを、理屈抜きで反射的に答えられるようになることが、合格への近道です。
試験中に迷ったとき、この曲のフレーズが頭の中で流れて正解を導き出せることを願っています。
まとめ
今回はG検定の最重要分野の一つである「物体検出モデル」を攻略するためのオリジナルソングを紹介しました。
Suno AIによる疾走感のある曲調と、Geminiによる的確な要点整理が融合した一曲です。
ぜひこの「物体検出モデル覚えうた」を繰り返し聴いて、自信を持って試験に臨んでください。


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